製造業ご当地お土産プロジェクトとして初の製品です。天下一の呼び声高い髙遠の桜に着想を得えて、直径２センチのステンレス製コマの上に５弁の花びらをつけました。コマを回すと遠心力で花が開き、回転が低くにつれ、花びらはゆっくりと閉じてゆきます。
もともと、2012年全日本製造業コマ大戦茨城場所Ｇ３に参戦し話題を集めたコマを、伊那市を本拠とする町工場がタッグを組んで製造し、市役所や商工会議所にも協力いただいて、2013年２月に発売しました。
４月のお花見の時期に間にお披露目、発売を合わせるべく、残された時間は１年のみ。花が閉じるときのバネのテンション設定、回りやすさ、金属と樹脂のつなぎなど、短い時間のなかで参加企業が工夫を重ね、量産に成功しました。「普段は下請け仕事に汗かく町工場でも、地域で連携すれば完成品ができる」と私たちを勇気づけてくれた製品です。

絶妙なテンションに設定したバネをコマ内部に組み込むことで、回転が遅くなるにつれ、開いていた花がゆっくり閉じていく動きを実現しました。

回すと花開くというギミックで、全日本製造業コマ大戦でも話題をさらったコマ。量産化に伴い、さらに開花の美しさと回りやすさを追求しました。