製造業ご当地お土産プロジェクト第二弾は、伊那市のイメージキャラクター「イーナちゃん」の組み立て式プラスチックモデルです。部品は11個で構成され、子供からお年寄りまで、つくる喜びが味わえます。しかも組み立てた後は、専用ステージを歩かせて遊ぶこともできます。
このカラクリおもちゃは、左右の足が違う重さになっているのがミソ。振り子の原理を利用して坂道をとことこ歩く姿の何とも愛らしいこと。
伊那市の観光やイベントで利用していただくため、企画段階から市役所や商工会議所と一緒に検討を進め、市内企業が協力して設計から完成まで手がけました。
花びらや葉っぱの忠実な表現や、水の妖精らしいつなぎ目のない造形、印刷では表現できない目や口の表情にこだわり、５軸加工機など先端の技術を使った金型を製作し、可愛らしく歩くその動きについてもとことん追求しました。

目や口は印刷せずに、色の異なる樹脂部品で出来ています。表情の優しさと手触りのよさを大切にして、インサート成形を施しました。

キャラクターは顔が命。水の妖精らしく、つなぎ目のない滑らかな造形にこだわり、白の本体部分を分けることなく一体型としました。

イーナちゃんの衣装である桜の花や葉は、その細やかな表現に力を注ぎました。部品の成形に使用した金型の製作では、５軸加工機を駆使しています。